資料 栄養調査

●神奈川県選抜選手(JOC・高校生)の昼食時に持参した弁当を撮影

1日練習では、バレーボール業界の特性か、昼食時間の割合はおよそ1時間程度です。
選手も1時間後に動き出す事を考慮すると、食べる物を控えなければならないのか 抜き打ちで持参した弁当の撮影を行った結果、驚くほど手つくり弁当の持参率が低く コンビニエンスストアーで調達するも、手軽な商品が多くみられました。

結果は見ての通りであるが、気になる点としては以下の通りです。

○全体の食事量が少ない (食事調査結果ではもう少し食べていた傾向にあったのだが。)
・・・これを繰り返すと、トレーニング効果も失われる。
○手作り弁当が少ない (栄養必要量の全体的不足)
・・・父母に対する栄養指導の必要性
○コンビニメニューに対応しきれていない (単品物・炭水化物中心の食事。また脂肪分も多くなる傾向)
・・・選手個人に対する栄養情報の提供
○飲み物に清涼飲料水が多い (砂糖などの余分な糖質補給)
・・・選手個人に対する栄養情報提供・選手としての自覚の問題
○菓子パン (パン類の特徴も重要 デニッシュ類は脂肪分が高い。
菓子パンは高カロリー 高糖質・高脂肪なものが多い)
○菓子を持参 (選抜選手として論外! ・・・全国大会出場選手が問題・・・)
○サプリメント類 (商品に含まれる栄養成分を理解して使用しているかが疑問)

通常の休日に行われる、練習・試合の多くは朝9:00〜夕方6:00 までの長時間運動量を対応する選手が殆どであろう。しかし、下記に掲載した 弁当内容から見ても日頃の持参する弁当については同様なものであるとと 考える事ができます。

例を挙げれば、甲子園へ出場する常連チームの多くは寮生活を営み、 与えられた食事環境の中で自然と多 くの食べ物を貪欲に摂取する姿と、 現在のバレー選手の食事風景とでは雲泥の差が見受けられます。 体力強化・筋力アップがいかに重要である認識は種目が違えど同じ 考え方であるものの、長身選手有利な 種目だけに、今ある長身を 武器に結果が左右される傾向も致し方ありません。

神奈川選抜選手として選ばれた以上、将来的にも大学・企業チームで プレーする確立も高く見込まれる為、長身だけでなく+筋力・体力= 身体能力・フィジカル強化のできたバレー選手育成を視野に、 トレーニング部門・栄養部門・医療部門・技術指導部門の連携が必要だと 感じます。

○大塚製薬 カロリーメイト (1箱400キロカロリー)
○手作り弁当はOKだが男子の選手としては物足りない・・

男子選手
○一日練習に耐えられるのが、恐ろしい・・

女子選手
○エネルギーゼリー 1ケ
200キロカロリーとかわいいらしい弁当

女子選手
○コーヒー牛乳も糖分が高い。

女子選手
○スポーツドリンク 1L 砂糖 約20本分
○メロンパン 1ケ 約500キロカロリー

男子選手
○手作り太巻きまでは良いのですが・・・
○クリームメロンパン・リングドーナツ 2ケ
合計 約800キロカロリー
○紅茶1L 砂糖が多いです。

男子選手
○バランスを考えての食事スタイルですが・・・
デニッシュパンは高脂肪パン類に。

女子選手
○オニギリ 2個 約400キロカロリー
○0キロカロリー ダイエットゼリーで気をつかっているが・・・
○ケーキドーナツ 4個入り 約600キロカロリー

女子選手の意味不明な弁当
○焼きオニギリ・わさびのりオニギリ
焼きつくねオニギリ・かみ梅?酒のつまみ?

男子選手
○辛口イカフライ スナック菓子
○ブラックサンダー チョコスナック菓子
○オニギリ・いなり寿司
無論・論外です・・・

インターハイ出場選手